AI時代への変革、すでに始まっています。

「AI なんて、うちには関係ない」と思っておられませんか?
「IT化も十分できていないのに、、、」
「忙しくてそれどころでない」
「よくわからないし、わかる人もいないから無理」
「まだ先の話でしょ?」
と思っておられませんか?しかし、AI時代はすでに始まっており、その本格的な業務利用は進んでいます。
Salesforceの発表から見えること

2025年2月、世界的IT企業Salesforceのマーク・ベニオフCEOが決算発表会で衝撃の発表を行いました:
「AIがあるので、今年はエンジニア採用をやめた」
「我々は人間だけを管理する最後の世代である」
- 同社は2023年には約7000人、2024年には約1000人と、大幅な人員削減を実施。2025年もすでに1000人以上を削減
- 単なる人員削減でなく、サポートエンジニアを営業部門へシフト → 「人材の最適活用」を選択
- 「AIにできることはAIが、できないことは人間が対応する形」に完全移行
インフレが進むことや、労働人材の確保が難しくなっていくことは確実な未来で、企業は効率化を推進し1人当たり利益を伸ばさないと事業継続が厳しくなっていきます。TimesCarShareやCHOCOZAP等、人手を必要としない高利益なビジネスモデルが順調で、スケーリングもしやすい。事業によっては完全には無理でも、業務の棚卸を実施し部分的にでも効率化を進めることがカギになります。
さらに加速する変化
セールスフォースCEOの発表からたったの5ヶ月
エンジニアの世界ではさらに状況が変わりました。AIによるコーディング支援でプログラミングが超効率で進むようになりましたが、今は「バイブコーディング」という技術が実用レベルまで上がってきています。
支援だけでなく、ゼロからの構築、データ参照なども全てAIによる自動化で実現可能に。超効率を更に何倍も超える進化を果たしています。
現在、そしてこれからの時代、進化の速度自体がこれまで経験してきたものとは全く違います。
【現実】すでに始まっている業務の変化
「将来的になくなる業務」は、もう現在進行形です
SNSやニュースでもよく見かける内容で、耳にされたこともあるかと思いますが、これは未来の話ではありません。
- SalesForceの事例のエンジニア採用中止。変わってAIをコントロールする人が高付加価値に。
- 事務職や経理などパソコンと長時間向き合っている業務はほぼ対象。
- 膨大な知識を必要とする専門業務にも向いています、法務や会計
- 物流や輸送も、自動運転技術で革新的な変化が迫っている。
「FAX利用もあるので」
「インストール型のシステムを扱う必要がある」
「判断するための条件が複雑すぎる」
こういった理由で人でないとできない、と思われていませんか?すべてITで対応可能です。
現在お困りの問題、実は根本的に解決できる可能性があります
実際にあった話:同じ作業で10倍の差
とある会社の営業さんの話です。入社半年の新人さんにレクチャーをしていて、業務理解の意味も含め提案書を作ってみようという話になり、1時間を作業時間として取りました。そして、
- 10年経験の先輩:30分で骨子をまとめて、残り30分で提案書2ページ完成
- AIを使った後輩:同じ1時間で20ページ完成、作業終了。
この後、スッと自分のPCを閉じ、毅然と振舞った営業さんは素晴らしい対応力だと思います。
しかし、驚きを隠すのが必死だったそうですし、時代の流れを実感したとのことでした。
この差は何でしょうか? 答えは「AIの活用有無」です。
AIによる変革は産業革命に匹敵するインパクト

- 産業革命:手作業 → 機械大量生産(産業構造が激変し、近代化への入り口に)
- インターネット・スマホ:我々が体験した変革。情報化社会。全人類間の知識の共有。
- AI革命:インターネットやスマホ普及を超えて、産業革命に近いぐらい強力なインパクトになり得ます。
AI時代の到来が意味すること
知性を低コストで調達できる時代になったのです。
これまで人間にしかできなかった「考える」「判断する」「創造する」といった知的作業が、圧倒的に低いコストで実現可能になりました。
そして、AIや自動化による恩恵は強力で、場面によってはヒトの100倍以上の成果を生みます。
自身で作業をするのでなく、ミスをしない休まない優秀な部下が何人もいてそれに指示を出しているようなものです。ヒト一人のパフォーマンスとは比較にすらなりません。
但し、万能ではありません。
AIのメリットについて書き並べてきましたが、現時点では課題も多くあり万能選手とはまだ呼べません。
使う側の思い違いもあるのですが、例えばChatGPTは自然言語生成AIで、「ヒトのように自然な文章を自動的に生成してくれる」AIで、確かに文章作成力では素晴らしいものがありますが、情報の正確性は担保されておらず、事実確認をせずに推論で文章生成することでハルシネーション(幻覚)が起こります。
これはプロンプトと呼ばれる指示文の出し方によって抑えることもできますが、そもそもが事実確認を含めた情報収集をするものではないので、本来の使い方ではないのです。
AIサービスも各種あり、特性を知ってうまく使いこなすスキルが必要になってきます。
AIの業務利用では提案ベースでの利用をメインに、100%の正確性が必要な作業はRPA(Robotics Process Automation)やスクリプト開発、業務システムで対応するのがベターです。

厳しい経営環境での生き残り戦略
毎日のように値上げの話を聞きますし、現在進行形でまだ着地点は見えていません。
全体的なインフレで売り上げも上がればやっていけますが、特にBtoBの中小企業では値上げは受注減のリスクから進んでおらず、国策でのテコ入れもまだ具体的な案は出ていません。そうした中、自助努力で吸収されている話もよく伺います。
このような苦境で努力を続け進化する企業も生まれます。その恩恵は商品の品質向上や、コストダウン→プライスダウンという形で顧客にも還元されるので、進化しない企業は相対的に競争力を失っていきます。「いずれやる」では取り残される側に入ってしまうリスクを直視してください。
何もしないことが、実は一番のリスクかもしれません。
どう対応していくか?
専門家がいない企業こそ、強力なパートナーが必要です
社内に専門家がいない場合、強力なパートナーを見つけることで一気に変革を進めることができます。そのパートナー候補にぜひ我々をお選びください。
DXプランニングから、必要な人的リソースの提供も含めたトータルサポートをさせていただきます。
コンサルティングという業務形態でシステム屋ではない強みがあります。システム開発も効果的な選択肢ではありますが、コストは大きくなりがちです。同じ効果を得れるなら他の手法も検討すべきです。RPAや、GAS(Google Apps Script)、VBAのようなスクリプト開発も低コストで高い効果を狙えます。
我々は貴社社員の立ち位置を取ってベストな選択肢を選びます。
会社規模に応じた効率的なDX戦略
中小企業や個人事業主様向け
中小企業では予算を意識ながら、期待効果とのバランスでやるべきことをしっかりと選定する必要があります。チャレンジングというよりは成功事例のあるオーソドックスな手法で確実性の高いプランが適しています。現在では非常に便利なサービスが無料や低価格で使えます。
こういったツールも駆使しながら、コストを抑えながら期待効果を最大化できるプランを考えることが我々の使命です。
大企業向け
大企業ではほぼ情報システム部がありますが、
- 情シスの部署自体で独自のミッションがあったり、
- 情シス部門がインフラ業務で手一杯だったり、
- システムがレガシーであることや、規模が大きすぎて簡単には改修にとりかかれないという事情があったり、
こういった理由等で各業務部門にはあまり目が届かないケースがよくあります。実際の業務内容を伺うと驚くほど非効率なやり方が存在します。これは決してレアケースでなく、実態といえるかもしれません。
大企業ではそれぞれの部署ごとで効率化やAI導入を検討するのがベターです。待っていても誰かが導いてくれるとは限りません。
まずは一歩目を踏み出しませんか?
一歩目がないと明日も、1年後も、10年後も停滞しかありません。
メール(sales@kiseeeen.co.jp)でも、HPでも、このブログのお問合せからでも「話を聞きたい」とお伝えいただければ、喜んでうかがわせていただきます。面白い未来を一緒に考えさせてください!